輪行サイクリングにチャレンジ しまなみ海道へ

DAHON Boardwalk D7

先月新しい相棒となったDAHON Boardwalk D7

折りたたみ自転車を手に入れたらやってみたいことがある

それが「輪行」

輪行(りんこう)とは、公共交通機関鉄道 –  – 飛行機など)を使用して、自転車を運ぶこと。サイクリストや自転車旅行者が、行程の一部を自走せず省略するために使う手段。公共交通機関を利用しない自走以外の移動(例えば自家用車積載)は輪行とは呼ばない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%AA%E8%A1%8C

準備物

まずは自転車

今回は折りたたみ自転車のDAHON Boardwalk D7

折りたたみ自転車ではなくても輪行は可能なのですが、私の心情的に折りたたみ自転車の方が輪行のハードルは低いと思う
まあ趣味で自転車に乗り始めて十数年、輪行は今回が初めてというくらいだから

輪行袋(輪行バッグ)が必須

国内で自転車を電車に載せるためには、専用の袋で自転車を包んでおかなければいけません

私が選んだ輪行袋は「モンベル コンパクトリンコウバッグ フォールディングバイク用

写真には大きさがわかりやすいようにメガネを置いてみたのですが、おわかりいただけますでしょうか?
350mlの缶くらいです
サドルバッグに納まっちゃいます

走ってる最中はただの荷物でしかないので、収納サイズは結構重要だと思います
サドルバッグに納まる、もしくはシートポストに括り付けることができるなど、輪行時以外の時間にそのバッグをどうしておくのかは考えておいた方が良いです

モンベルの輪行袋は他社製品と比べてもかなりコンパクトになるため、私はこれを選択
使い方は探せば動画がすぐに見つかるので、それを見ておけば迷わないと思います
特に今回は折り畳み自転車ですから、自転車を分解してどうのこうのといった、一番ハードルが高く感じる部分が不要なので
私も特に練習することなく、すんなり使えました

リュックやバッグ

折りたたみ自転車に限らず輪行状態にした自転車にバッグ類着けっぱなしは難しいです
特に折りたたみ自転車は折り畳み状態の都合上、搭載できるボトルケージの数に限りがあります
あと、後述しますが着替えを持っておいた方が良い
となると、輪行時はリュックやバッグは必須なのかもしれません

私は「モンベル メッセンジャーバッグS」を使用

あと、私の場合は小説を一冊
電車内での暇つぶし
電子書籍も愛用しているので、スマホ一つで読書も楽しめるのですが、サイクリング中にナビとして使う予定なので、無駄な電力の消費をしたくないので、紙の小説を持っていきました

計画表

最初から輪行が目的のサイクリングですから、電車の時刻表などで電車の時間をあらかじめチェックしておいた方が良いです
街中ならまだしも、サイクリングに適した場所は田舎が多いでしょう。田舎になればなるほど電車の数が限られてきます。いざ駅に着いたら次の電車が1時間以上先とか十分にあり得ますので

今回私の場合、夕方に娘のピアノレッスンの送迎があり、その時間までには帰宅している必要がありました。なので、帰宅時間から逆算して乗る予定の電車を決めていきました

GoogleMapが使いやすくておススメですね
出発日時とか到着日時を指定しておススメルート出してくれるので、スケジュール組みやすいです

私はエクセルで行程表を作ってプリントアウト&クラウドストレージから見れるようにしておきました
ペーパーレスの時代ですけど、プリントアウトしておいた方が使いやすかったです

電車など公共交通機関は時間が決まってるので良いですが、問題はサイクリングしている時の時間の取り方でしょうか
自分の走行ペース(平均速度)を把握しておくと楽ですね
私は日頃からGARMIN CONNECTでほぼ全ての走行記録をロギングしてますので、自転車別とか、走り方別とかで自分の走行ペースはそれなりに把握できているので、時間配分はすんなりできました

出発前

朝の5時半、目覚まし時計に起こされ、まず真っ先に電車の運行状態をインターネットで確認
というのも、実は一週間前に同じ行程の輪行にチャレンジしようとして、最初の駅に着いたものの、前夜の雷雨が原因で電車が運行見合わせ中で復旧未定
駅員さんに確認したところ、どんなに早くても2時間かかるとのこと
そのまま帰宅するしかありませんでした(;^ω^)

電車の運行は問題ないことを確認したので、着替えたり朝食摂ったり

電車内で朝食ってのも旅って感じがあって良い気もするんですが、在来線の乗車中に食事ってどうなんでしょ?

出発

6時45分、JR広駅

邪魔にならない場所で自転車を輪行状態にします
田舎の駅のうえ、早朝ということもあって、邪魔にならない場所というのに困りませんが、一応場所の確認は怠らず

初めてモンベルの輪行袋を使用したのですが、特に迷うことなく輪行状態完成
まあ肩にかけるベルトを折りたたんだ自転車に取り付けて上から袋をかぶせるだけ
すそ部分はコードで絞れるようになっています

切符を購入し、改札を通ります

緊張するのは改札を通る時ですね

狭い(;^ω^)

自転車を改札機にぶつけないように抜けるのは緊張しました

帰宅後に気づいたのですが、私が装着しているGARMINのスマートウォッチはSUICAに対応しているので、いちいち切符買わなくて良かったっていう

改札を抜けてホームまで移動
13kgちょっと越えの自転車の重さが肩に食い込みます
まあ駅構内の移動のみの苦労ということで
このあたりを考えると、ダホンK3とか、ルノーのライトシリーズなどが輪行しやすさでおススメですね

初めての輪行(電車内)

7時5分 広駅発 呉線糸崎方面行

田舎育ちの私には、移動に際し自動車を使うことの方が多く、電車に乗ることが極端に少ないです
なのでまず電車自体に慣れていないんですよね

輪行の注意点で、他の乗客の邪魔にならないよう端っこの車両を利用とか見かけますが、田舎だと二両編成とかザラなので、端っこの車両とか言われても困ります(;^ω^)
ホームのどこで待つべきかもイマイチわからない

まあ平日の通勤時間帯というわけじゃないので、1時間半ほどの電車旅でしたが、特に混みあうこともなく、電車を利用することができました

とりあえず電車内での場所取りというか、居場所の確保については経験と慣れが必要かな
車内での時間つぶし用に小説を持ってきてましたが、他の乗客の邪魔になってないかの方が気になり過ぎて、読書に集中できませんでしたね
初心者丸出しです

三原駅着 フェリーへ乗り換え

8時41分 JR三原駅

今回のメインの目的地は因島なので、しまなみ海道の出発地点である尾道ではなく、その手前の三原駅で降車

駅前はどこも広いのと、時間帯のせいか人もほとんど居ないので、自転車を輪行状態から走行状態へと戻す場所には困りませんでした

ここから次の目的地である三原港までは距離にして約300m
迷うほどでもないですが、乗りたい高速船の時間まではそんなに余裕無いので、スマホをナビにして移動

三原駅周辺は初めて訪れる場所なので、観る景色全てが初めてでたった300mの距離もわくわくして楽しかったです

三原港から土生方面行の船に乗り込みます

たぶんしまなみ海道にアクセスする船は全般的に自転車はそのまま乗船可能だと思われます

今回乗船した船は高速船のためか、運賃がちょっとお高い

三原港→鷺港(佐木島)→重井港(因島)

目的の重井港まで大人片道990円、自転車運賃330円
ここまでの電車賃より高い(;^ω^)

船の中

カーフェリーと違って、自転車を駐輪・固定しておくための場所やロープなど無いですね
事故防止のためにも客室には入らずデッキの上で自転車と一緒に外の景色を楽しみます

乗船券は船から降りるときに渡すスタイルでした

サイクリングスタート

重井港到着

ここから海沿いを8kmほどのサイクリング

地元にあるとびしま海道と違い、生活感のある島のサイクリングを愉しめるのが印象的

とびしま海道としまなみ海道と二つのサイクリングスポットはそれぞれ毛色が違うというか特色があって、それが一つの県にあるという
広島生まれで良かった(∩´∀`)∩

生口橋

平均時速10km程度のゆるゆるなポタリング
島の景色や生活感を楽しみながらの走行はとても楽しかったです

ただ、楽しさも相まって、8km程度の距離はやはりあっという間でした

自転車神社(大山神社)

今回のメインディッシュ、自転車神社(大山神社)です

自転車は↑の写真の左側に境内へと直接行ける坂道を通り境内へ

短距離ではありますが、勾配約14%の坂道が待ってました(;^ω^)

境内への入り口には、自転車マンガ「ろんぐらいだぁすとーりーず!」が描かれた自販機
さすが自転車神社

境内にはたくさんの自転車スタンド

境内に着いた時は私一人だったのですが、すぐに社務所から可愛い巫女さんが出てきて

サイクリスト専用の写真スポットで記念写真撮ってくれました
※わざわざ看板まで出してくれます
サービス良すぎでね( *´艸`)

子どもと私の分の自転車用のお守りを購入

この後、神社内をしばらく探索して出発

ポタリングと昼食

まだ11時にもなっていないので、食事を取れるお店はまだ準備中ばかり
重井港→大山神社→重井港の時間はかなり多めにとっておいたので、ゆっくり探索しながらのポタリング

裏路地で見かけた古いミュージックショップ
ポルノグラフィティだらけ
そう言えばポルノグラフィティは因島出身でしたね

ポタリング中に見かけた「お好み焼 米ちゃん」
他がまだ準備中の最中、もう営業中になってたので、ここで昼食に決定

因島のお好み焼きにはかまぼこが入ることを初めて知りました
なんだかんだと同じ広島県内でも地域ごとに結構お好み焼き違います
私が注文したのは豚玉そば
っていうか広島県民なら大抵豚玉そばorうどんでしょ
牡蠣やら海老やら乗ってたりするやつとか、因島だったら村上水軍の旗立ててるやつとかは他県からの観光客向けですね
最近はこういう地域の人がメイン客の小さなお店でおばちゃんが焼いてくれるお好み焼き屋さんもだいぶ減りました

帰りの輪行に向けて

美味しいお好み焼きでお腹が満たされたあと、時間も丁度良い感じなってたので一路重井港へ

良い感じのタイミングで船がやってきました

11時56分 重井港出発

12時15分 三原港着

重井港で買ったレモネード飲みながら景色を楽しんでいると、あっという間に三原港へ

さて、電車なんですが、予定だと13時8分
1時間弱ほど時間があります

三原から呉方面への電車の駅ですが、

三原駅→須波→安芸幸崎→忠海→安芸長浜→大乗→竹原→吉名→安芸津→風早→安浦→安登→安芸川尻→仁方→広

となります

正直自転車に乗り足りない感じもあって、空いてる時間分呉方面へ自転車で走って、丁度良いタイミングの駅から輪行しよう! と思ってしまいました(;^ω^)

三原からのサイクリング

この選択、電車に乗って以降は大きな反省点となりました

三原から3つ先の駅である忠海までが約16km
スマホの画面に乗る予定の電車がどの駅に何時に着くかを表示させ、時間に気を付けながらの走行
ただ走ってる最中に、忠海までは自走することがいつの間にか目的みたいになっちゃって、事前に汗かかないようにとか考えてたのがどこかに飛んだ感じになってしまってました
まあ海沿いの平坦な道を走り続けるだけならなんとかなるって思いもありましたし

忠海ただのうみの手前に峠道があるのを忘れて(;^ω^)

峠に入ってしまった時にはもう引き返せる状態じゃないし、平坦区間を走り続ける時間計算でいたため、頑張って登らなきゃマズい

無事予定時間内に忠海ただのうみ駅に到着

汗だくです(-_-;)

汗拭きタオルですぐに汗を拭きとりましたけど、サイクルジャージとインナーはもう完全に濡れてしまっております

自宅を出発した時、上だけでも着替え持っていくか悩んでたんですが、汗かかないように走れば大丈夫!と思い、着替えは持っていかず荷物を減らすことを選択のは大間違いでした

運よく乗客自体が少なかったのと、降車する広駅まで周りに人が居ない隅っこの席を確保できたので良かったですが、これは二度とやっちゃダメですね

あと、濡れた衣類とガンガンに効いてるクーラーのおかげでずっと寒かったです

無事帰宅

無事?広駅で降車

そして自宅へ

帰宅後はシャワー浴びて、15分ほどの一息ついたらすぐに娘の送迎
送迎からの帰宅後は地元の秋祭り準備のための自治会の力仕事
夜の10時ごろにはもう寝落ち状態で寝てしまいました(;^ω^)

まあ色々ありましたが、全般的には楽しい輪行旅でした

まとめと反省

この日の自転車での走行距離は43.02km
最後のやらかしで走行距離が伸びたものの、とはいえこれくらい走らないと物足りなさがあるのも真実
まあ次回はちゃんと着替えを用意しておこう

DAHON Boardwalk D7についての気づきがあったのですが、それは別記事にします

モンベルの輪行袋はマジで良かったです。超おススメ

というわけで初めての輪行旅でした
とりあえず自分に必要なのは、もう少し電車に乗り慣れることかな(;^ω^)
目指すは輪行キャンプなので、これからもどんどん輪行を活用したいですね
次は山陽本線で山方面も良いかも(∩´∀`)∩

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