クロスバイクのドロップハンドル化【準備編】

WEEKEND BIKES 20"

息子からの要望で、今乗っている自転車をドロップハンドルにして欲しい

今現在彼が乗っている自転車はあさひのWEEKEND BIKES 20″

アルミフレームで、1×7速、20インチ(406)の小径車

クロスバイクのWEEKEND BIKESをミニベロ化した自転車ですので、ドロップハンドル化にあたりクロスバイクをドロハン化するのと同じ内容になります

クロスバイクのドロップハンドル化は結構要望多いみたいなので、この自転車をカスタムする様子を参考までに記事にしておきたいと思います

クロスバイクのドロップハンドル化における既知の問題点

ブレーキがVブレーキであること

ドロップハンドル化で一番の問題であり、悩まされる部分。ドロップハンドルに使われるブレーキレバーは基本的にVブレーキに対応してないからです
これはブルホーンに使われるエアロレバー(バーエンドレバー)も同じ
この対策方法として、

・Vブレーキ対応のブレーキレバーを買う
・VブレーキをミニVブレーキに変える

前者は制動力が変わらないかわりにブレーキレバーと別にシフターを用意しないといけません

後者は通常のVブレーキよりは制動力が落ちる代わりに、STIとかデュアルコントロールレバーと呼ばれる、シフターとブレーキレバーが一体になっているレバーが使えます

ステムの交換も視野に入る

多くのドロップハンドルのクランプ径は31.8mm
クロスバイクに使われているフラットバーのクランプ径は大抵25.4mm

クランプ部分の径がそもそも違います

そして、ドロップハンドルに交換した時、通常手を置く部分はブレーキレバーのブラケット部分になりますが、フラットバーハンドルよりも前方になりますので、そのままだとかなり前傾がキツくなります
元々フラットバー前提のジオメトリですからね
その対策として、ステム長が短いものに交換したいところですが、たぶん既に短いステムが付いている可能性が高いわけで。そうなるとMTB用のステムも考えておきたいところ

シフターの問題

ブレーキをミニVブレーキに交換すれば、STIが使えるので良いのですが、Vブレーキ用のレバーを使う場合は、シフターの問題が出てきます
フラットバー用のシフターをそのまま流用したい場合、ドロップハンドルにハマりません
これはハンドルバーの握り径と呼ばれる、クランプ部分以外の径が、フラットバーとドロップバーで違うためです。※ドロップバーの方が太い

というわけで、クロスバイクのドロップハンドル化はこれらの問題点をクリアする必要があります

仕様の選定と購入

我が家の場合、息子(次男)は現在中学二年生。高校生になったら新しい自転車を買ってあげることになっています。そのため、今この自転車にあまりお金をかけたくないというのがありますので、なるべく安価でできるドロップハンドル化を考えます

まずブレーキについてですが、Vブレーキ用レバーを使うことにしました
これに関しては、元々私が在庫を持っていたので(;^ω^)

ダイアコンペ 287V

9/6現在の価格は7,097円
高いですね(;^ω^)
私が買った時はもっと安かった記憶が

aterneeとかいう謎メーカーのハンドル
これはクランプ径と握り径がフラットバーと同じドロップハンドル
最近のトレンドであるショートリーチのアナトミック型じゃないですが、まあ今回はドロップハンドルになれば良いので(;^ω^)
安かったですしね

フラットバーと径が同じなので、ステムはそのまま使えますし、シフターもフラットバー用が使えます
ただ、シフターは元々ついてたラピッドファイアからサムシフターに交換しました

あと、ブレーキレバーが細い径のハンドルバーでも固定できるかがあるんですが、手持ちのフラットバーで確認したところ問題無かったです

シマノ(SHIMANO) シフトレバー サムシフター ESLTZ500 TOURNEY (ターニー)

ダイアコンペなどのよくある無段階のサムシフターではなく、インデックスタイプ(各段カチカチっとなるやつ)
安いこともあって、とりあえずお試しでこれをなんとかブレーキレバーのそばに付けられないかなって
できればブラケットポジションのまま変速できるようにしたい

実はこのシフターを取り付けるにあたり、少しだけシフターの改造が必要であり、そのためY字ドライバーが必要でした

この他に必要なものはブレーキワイヤー
アウターケーブルも交換するならアウターも
っていうか、ワイヤーの取り回しが変わるから、アウターも変えた方が良いですね
ケーブル系はニッセンが好きなので、ちょっとお高いけど私はニッセンで揃えました

ブレーキワイヤーもニッセンのSP(これもお高い)の前後セット欲しかったのですが売ってなかったので、同じニッセンの安いやつを2本購入
シフトワイヤーはシフターについているので、それを使用

アウターケーブルやインナーワイヤーを切るための工具も必要です
特にアウターケーブルはインナーワイヤーがスムーズに出入りできるよう、切り口をつぶさずキレイにカットする必要がありますので

他ケーブルキャップ
これは安くて量あるやつ買っておけば良いかと
まあちょっとお高いカラーパーツにしてさり気ないオシャレも良いかと思います

それと、シリコンスプレーがもあった方が良いですね

先端が細い金属のノズルになってるやつがおススメです
ワコーズは多くの自転車屋さんでも使われてたりするので良いのでしょうけどお高い
私はホームセンターで買った安いやつ使ってます
これをアウターケーブルに指し込んでプシュっと拭いておくと良いです

この他にもバーテープが必要です
これはもう車体の色とか好みとかで選ぶしかないですね
初めてバーテープ巻くという方は、失敗の可能性も考えてとりあえず安いものを選択した方が良いかも?

それと、今回フラットバーと同じ径のドロップハンドルバーを選んだので、にぎり径が22.2mm
バーテープに付属しているエンドキャップが使えないので、別途22.2mmで使えるエンドキャップを買う必要があります

あと、できれば持っておきたいトルクレンチ
値段はピンキリですが、なるべく信頼できるやつが欲しいかな
私はデジタルのを使ってます

この他ケーブルアジャスターなども必要ですが、今回の場合はアジャスター付きのガイドパイプ(通称バナナ)がブレーキレバーに付属してますので不要

またできればメンテナンススタンドがあった方が作業しやすいです

↓のタイプでも作業はできますが、↑のタイプの方が楽ですね(;^ω^)

ビニールテープも必要ですが、100均で買えるので割愛

金額的なまとめ

ブレーキレバー 7,097円
ドロップハンドルバー 1,690円
シフター 871円
ブレーキアウター2m 990円
シフターアウターケーブル 1,540円
ブレーキワイヤー 605円×2本=1,210円
エンドキャップ 699円
ケーブルキャップ 208円
バーテープ 2,311円
合計 16,616円

※9/6現在の価格で、私が在庫持ってて今回購入はしてない分も含みます
※必要な工具やグリス等は入っていません

シフターをクロスバイクについてるやつをそのまま流用するとか、ケーブル類を安いやつにするとか、バーテープももっと安いやつにするとかでもう少しお値段抑えることは可能です

ただ、ケーブルカッターは必須級ですし、シリコンスプレーもほぼ必須なので、そういうモノも含めると20,000円は見ておいた方が良いかと

今回フロントがシングルギヤなので、前側の変速機が不要でしたが、一般的なクロスバイクだとフロントが3速が多いかと
となると、ミニVブレーキを使う前提の方が良いかな

メンテナンススタンドも含めて工具などもフルで最初から揃えるとなるとトータルで4~5万円くらいでしょうか
ショップでお願いする場合は、工具代は不要ですが、工賃の他選ぶパーツがそのショップのものになるでしょうから、Amazonとかで安いパーツを選ぶというわけにもいかないでしょうし、5~6万円は見ておいた方がいいのかな、と
大手ワイズロードさんでは概算3~5万円と記事にありましたが、昨今の物価上昇も含め、まず3万円は無理かと

6万円とかになると、自分だったらもう少し頑張ってエントリーロード買うかなぁ(;^_^A

次回は実作業編です

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